胎内記憶

お兄ちゃんが楽しかったから

3歳の男の子のママのお話です。

ある日、保育園から帰ってくると、階段の所で何やら楽しそうにしています。

お話でもしているのでしょうか。

でも、誰とお話しているのでしょう。

保育園位の年齢の子供たちは、想像の世界でのお友達も多いのでママは楽しそうな男の子の様子をそっと見守っていました。
毎日、保育園から帰るとそれは続きました。

「ただいま。ぼく○○ちゃんと遊んでくるね」
~名前があるの?~
「そうだよ。○○ちゃんていうんだよ」

嬉しそうにそう話して、階段で30分ほどすごしてきます。

しばらくたったある日のことです。

「お母さん、○○ちゃんがいなくなっちゃた。どこに、いっちゃたんだろう」

お母さんは、はっとしました。
今日、お腹の中に赤ちゃんがいると分かったばかりでした。

~お腹の子は、お兄ちゃんが大好きになったから、この家に生まれたいと思ったのかも知れない。~
~お兄ちゃんのおかげでこの子が家に来てくれたんだ~

お母さんは、もうすぐお兄ちゃんになる男の子とお腹の赤ちゃんに感謝でいっぱいになりました。

お家に赤ちゃんが生まれました。男の子です。
赤ちゃんのお名前は○○ちゃんではありません。△△ちゃんです。

お兄ちゃんの呼んでいたお名前にはしなかったのですか?

~そうなんです。あえて外しました。あまりに直接すぎるのもどうかなって~
~お兄ちゃんは、赤ちゃん返りが全くなくて、むしろ赤ちゃんを可愛がってくれています。

自分のおもちゃを貸してくれたり、話しかけてお世話をしています。
赤ちゃんもお兄ちゃんが保育園から帰ると泣かなくて、お兄ちゃんの声が聞こえると泣き
止むんです。~

お兄ちゃんを追いかけ回していた赤ちゃんも今では保育園。
2人とも良く笑うそうです。
ケンカすることもなく、兄弟が仲良くしている様子をお母さんが教えてくれました。

優しくて親切なお兄ちゃんの弟になりたかったのですね。

そして、小学生になったお兄ちゃんはお腹の中のお話をするため会いに来てくれました。

「お腹の中では、こんなふうにしているんだよ。体育座りみたいな感じ」
「手はこんな感じで、ひもで遊んでいたんだよ。」
「あったかくて気持ちがよくて、少し暗いの。外が明るくて光が入ってくるところがある」

足を前に出して座り少し膝をまげました。両腕は胸の前で何かを抱えるようにふわりと前の方に丸く出した姿勢です。
お腹の中の赤ちゃんを写した写真の姿そのものです。もちろんお兄ちゃんは写真は見たことがありません。
覚えているとしか思えないのです。

お母さんは、胎児の記憶のあることを信じてもらうことで、お兄ちゃんを選んだ出来事を信じてほしいという事だと確信したそうです。

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