3歳の男の子のお母さんが話してくれました。
子供が1歳半の頃、町へ買い物に行きました。信号で車が止まったらうちの子が「パパ。ママ。」って指を指すんです。
ほら、信号の左側に結構式場ありますよね。そこの中にウエディングドレスとタキシードを着たマネキン人形があって、車から見えるんですよ。
「パパはここにいるよ。ママはここだよ。」と顔を見せても、それを指さして「パパ。ママ。」ってずっと言ってたんです。
そのうち信号が青になって動いたので、子供は言わなくなりました。
私、それ忘れてたんですけど思い出したんです。
~なんで思い出したの?~
3歳になったら、聞いてようと思っていたので聞いてみたんです。
「なんで、お母さんの所に来たの?」って。
そしたら、「パパとママの結婚式を見ていたんだよ。それで、来たいから来た」って話してくれたんです。
結婚式を見てたのかって、来たかったのかって思ったら嬉しくなりました。。
そうしたら急に、息子がマネキンを見て「パパ。ママ。」と言ってたことを思い出して、意味が分かりました。
うちの子、結婚式場のマネキンを見つけて「ウエディングドレスを着ていたママを見てたよ」と教えたかったのだと思います。
まだしゃべれなかったから。でも覚えているから。1歳半なりに一生懸命だったんだろうなあ。
~ママの声も笑顔も弾んでいました。~
愛する大切な人と家族になる事を誓い合うその日を、「見られていた」のです。
そんなお2人と家族になりたくて「来た」のですね。
1歳半の子供のしぐさと言葉を受け止めたママだからこそ理解できたことだったと思います。
日常の何気ない場面の一つですが、普段から子供に接する様子が想像できました。
~この人をママに選んで良かったね~