赤ちゃんがママを選んだ理由が聞けるようです。
産婦人科医の池川明さんは、「赤ちゃんがお母さんを選んだ理由、または胎内記憶のどちらかを話すことがある子供は3人に1人の割合です」と著書に書いています。
不思議だけれど聞いてみたい、そんな気持ちになりますよね。
3歳の女の子のおうちに女の子の赤ちゃんが生まれました。お姉ちゃんになったのですが、甘えたい気持ちもありますよね。
お母さんはそんな気持ちに付き合ってくれていました。
「トイレ」
もう1人でトイレに行くことが出来ていましたが、お母さんは一緒について行ってくれました。
トイレに座って用が終わると、壁に掛けてあるカレンダーを見て指差しました。
「ねえ。この日何の日?」
何も書いていないカレンダーです。驚きました。
~その日はね、トトとママの結婚した日だよ~
~なんでトトとママの所にきたの?~
「行きたくなったんだ。空とんでたの。お空で見てた。」
~(私たちの結婚式を見ていたの)~
「お空で見てたら、(赤ちゃんも)ビユーンって飛んできたんだよ」
私たちの結婚式の日の事を、お話してあげたことはありません。
その日が分かるなんて、見ていたとしか思えないんです。
(赤ちゃんが)ビユーンと来たのは上の子と一緒にいたかったのかな。
ママはお話が聞けたその時の事を、驚きの表情で話してくれました。
驚いた理由はもう1つ。
場所が、トイレの中、だったということです。
ママの心の準備もないまま、子供たちは今話したいことを今話をするのです。
「ねえママ」と話だしたら後回しにしないで耳を向けてあげましょうね。
それが、「ママを選んだ場面」を聞くためのポイントかも知れません。