亡くなった夫が抱きしめてくれた

不思議で、素敵なお話を聞きました。

50代のその女性は、お孫さんが生まれたばかりです。

「赤ちゃんは、目が見えますか？」と質問がありました。

~見えていると思いますよ。生まれて3週間ほどで視力は０，１ほどです~

でも、誰もいないところを見て笑うんですよ。

~そういう様子、良く聞きます（不思議ですよね）~

子供は何か分かるのかな。何か見えているようなんです。

すると、娘さんが「お父さんが見えてるんじゃないかなって皆で言ってるんですよ。」と。

ご主人は、お孫さんが授かる前に亡くなっています。お孫さんを、見せたかったとのことでした。

そんな話題のあとです。

49日までここにいるって本当ですよね。

不思議なのであまり話をしていないのですが。

（振り返った先には、綺麗にお花を飾った仏壇と笑顔の写真がありました）

毎日、お参りをしていていろんな事を話しています。元気な時もいっぱい話をしてたので。

４９日の日に「今日までしかいられないんだよね」そう言ってお参りしていたら

仏壇がパーって、光に包まれたように明るくなりました。

色は分かりません。金なのか銀なのか白なのか。でも光です。

その光は温かくて、私は包まれました。

そしたら、後ろから誰かの腕で抱きしめられました。

（腕は見えません）

びっくりしたんですが、抱きしめられる感じでそれが夫だと分かりました。

あたたかくて、腕もしっかりしていて。

夫はがっちりした体格の人で腕太いんですよ。

「傍にいてくれたんだね。これから向こうへ行くんだね。ありがとう。ありがとう。」

言いながら泣きました。涙が止まらなくて。

しばらくして、１０分くらいでしょうか。

抱きしめられている感じがなくなって、仏壇の光も消えました。

最初、今の事は夢かなとも思ったんです。

でも感覚が肩や背中に残っていて、絶対本当の事だと思いました。

仏壇をお参りする時に、夫の写真を見ながら

「会いたい。会いたい」と何度も話していたので向こうに行く最後にギュってしてくれたのかな。

それが、本当に良い思い出になっています。

夫がいなくなって、とても悲しいです。

悲しいけれど、目には見えなくても会いたいと思った時、傍に来てくれると思います。

見えないだけで、一緒にいるのだと信じています。と。

～お話の中には、大切な人と別れる悲しみと

悲しみを受け入れようと揺れる気持ちと共に

永遠に続く命への信念がありました。

私達が心から愛し大切に想う人は、その人も私たちの事を想い、お互いの幸せを願い合うものです。

その姿は目に見えなくても願いは変わらず、そこにあるのですね。

私たち誰もがそれを知る日が訪れるのなら、

今日、想いを伝えませんか。

目に見えない想いを見える形にして

大切なひとへ～